2010年7月18日日曜日

Programming Microsoft ASP.NET MVC

Amazon.co.jp: Programming Microsoft ASP.NET MVC: Dino Esposito: 洋書

先月6/3にこの本が届いてから、毎日通勤電車で少しずつだけど読み進め、やっと終わることが出来たっす。時間かかり過ぎ。

ASP.NET MVC 2に関する書籍は発売延期を繰り返しまだ全然出てきてないですが、7/21にはAmazon.co.jp: Pro ASP.NET MVC 2 Framework, Second Edition: Steven Sanderson: 洋書も届くので、その前に読み終えることができてちょっとホッとしてます。

3部構成になっていて、1部はMVCとはなんぞや、2部は内部構造、3部は機能紹介と結構豊富でAppendix含め全549ページ。読み応え抜群です。

1部のMVC、MVP、MVVPのアーキテクチャデザインの解説はかなり勉強になります。Original MVCとModel 2のMVCの違い、ASP.NET MVCはModel2なのでレイヤ的にModelはView Modelなんだよ、だったり(ヘルプ - IBM WebSphere Help Systemを見てもわかるとおりMVC Model 2でのModelとビジネスロジック+DALは別物)。Chapter 3は何度読んでも面白いです。それ以外のASP.NETとIISの関係なんかは知ってる人には面白味にかける部分かも。2部以降少し新鮮味に欠ける部分も多くなりますが、明確に書かれているのを見たことがないMVC1とMVC2の機能の違い(全然知らなかったのがTempDataの変化)がところどころ差し込まれてるので、これまた面白いです。3部のChapter 11はカスタマイズポイントが事細かに書かれているので、個人的には一番盛り上がりました。ValueProviderはあんまり取り上げられてなくてちょっと残念。というか、Providerに関してはそれほどかも。

Chapter2のNote枠に書かれてたことで、なぬ~と思ったところがあったので紹介しておくと「.NET4では直ってるけど、system.WebServer/handlersにUrlRouting.axdが無いとIIS7の統合モードで動かないバグがあるよ」っていうところ。ローカルIISにデプロイして確認してみたところ、404エラーが出てちゃんと機能させることが出来ませんでした。気をつけようね!

なんだかんだと、面白いことがたくさん書かれてて、読んで損することは絶対ないと言い切れる内容だと思います。英語でDinoさんの難しい言い回しの部分は多々あるけど、その辺は適当に辞書引いて関係ないと思ったら読み飛ばし、気になるところだけがっつり読み込む感じで十分楽しめます!

次の本は776ページらしいので、またのんびり2カ月くらいかけて読んみようと思います。

dotnetConf2015 Japan

https://github.com/takepara/MvcVpl ↑こちらにいろいろ置いときました。 参加してくださった方々の温かい対応に感謝感謝です。