2013年12月30日月曜日

棟梁と頭領

最近「木に学べ」っていう本読んだんです。

Amazon.co.jp: 木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 (小学館文庫): 西岡 常一: 本

すごいですよ。500年後の1尺を考慮する宮大工の話。
前半は法隆寺と薬師寺の話でぽかんとするんだけど、後半から宮大工とは、っていう話から自身の話(見習いとか弟子入りの話とか、継承の話とか)になってすごい面白かったんですよ。

学ぼうという心がないと、ただ仕事をするだけになってしまうんです。
どんなに修行しても、みんなが宮大工になるわけじゃない。ほとんどの人が宮大工に達しないんだって。

みんな技術者ですのや。技能者がおりませんのや。仕事をする人がおらん。
これ、なかなかすごいところをついてると思うんですよね。宮大工の話ですよ。でも、神仏について理解できない、木について考えない、そういうことの積み重ねで技術はわかっても、宮大工の心はついてこない。設計の基本の考えがわからない、っていうところに行きつくんだって。

本質を知らずに、形だけを追い求めるのを文化だと、勘違いしている人が仰山おりますからな。
なんていうか、目に見えるものだけが文化を形作るわけじゃないじゃない、ていうさ。自分の仕事に置き換えるのなんてもうおこがましくて恥ずかしいですけど、サイエンスも大事だけど、実現することがなんなのか(人に関係ないシステムなんて作らないのに、人を無視して技術がどやこやなんてね)をちゃんと見極め、何を見て何をするのか、何に価値があって、何が人に影響を及ぼして、どうすることが単なる搾取システムじゃないのか。先は長いぜ!

でも、あれだって、それもこれも「心がけの問題」だと。

この本の中で棟梁が頭領を束ねて、それぞれのプロフェッショナルに仕事は任せてる、ていうくだりがあるんですね。すごいなー、って。棟梁ですよ。西岡さんが指す棟梁はもう薬師寺でなくなるとまで言ってます。すごい話です。すごい世界です。

で、先日のMTUの話ですけどー。

GRE および IP セキュリティでの IP フラグメンテーション、MTU、MSS、および PMTUD の問題の解決 - Cisco Systems

さすがCISCOさんです。超詳しく書いてます。
フラグメントダメってなってたり、ファイアウォールでICMP全拒否してると最適値に近づけないから、ダメになっちゃう。

pingでMTUサイズを調査する - @IT

この辺でも。
単にIPSecだけが問題になるわけじゃなく、ファイアウォールとの絡みもあってってことになるわけですねー。

しかも、フラグメント処理できたとしてもルーターがてんやわんやになるので、やっぱり調整したほうがいいね、っていうことになりますね。

いやはや。