2009年8月9日日曜日

ASP.NET MVC 2 Preview1でのArea

ふぅ~。出遅れ。かなり出遅れでしょんぼり。

ASP.NET MVC V2 Preview 1 Released - ScottGu's Blog
日本語はもちろんこちら→ASP.NET MVC V2プレビュー1がリリース - @IT

少しずつ順番に見ていこうと思います。順番なのでまずはArea機能。もともとPhilさんがこの機能をV1の時から紹介(Grouping Controllers with ASP.NET MVC)してて、V1のPreviewのいつだか忘れたんですがRouting登録時にControllerのnamespaceを指定出来るようになってるんです。それを使って違うnamespaceのControllerを指定することを"Area"と呼んでるという感じです。RouteControllerへのArea登録用拡張メソッドの作成でV1は実現して他のをV2では最初から用意しといたら便利かもね~、な流れ(特に開発規模が大きくなって分業始める事を考えると)でしょうか。

とりあえず、使ってみましょう。と、いっても上記記事を見てもやり方は書いてないのでサッパリ分からないですよね。でも今回からはMSDNにすでにドキュメントが用意されてます。

Walkthrough: Organizing an ASP.NET MVC Application by Logical Areas

MSDNマガジンを機械翻訳にするなら、その分のリソースをこっちにさいて日本語化しといてくれよ、なんてぼやきは無しでいきましょう。ぶつぶつ。

まず、通常通りにMVC 2のプロジェクトを作成。”MainSite”という名前で作ってみました。

area1

そうそう、V1とV2はそれぞれ参照するアセンブリが違うので、一緒にインストールしててもなんの問題もないので、ガンガン入れて試すといいと思います。

area2

プロジェクトテンプレートももちろん最初から日本語版のVSで動きますね。こなれてきてます。

ドキュメントに書かれてる手順でサブプロジェクトを作っていきましょう。ソリューションに新しく「ソリューションフォルダ」を追加して、その中に"Sub1"と"Sub2"という名前でMVC2のプロジェクトを作成。でもって、不要なファイル達をゴッソリ削除。とにかくControllersフォルダとルートのweb.configだけが残ってればよろしデス。

area3

↑こんなようになってればOK。

で、ルーティング登録用のファイルを各サブプロジェクトに作っておけと、ドキュメントに書かれてるのでそれに従います。ん?それだと面白味に欠ける?分かりました。んじゃ、MainSiteのルーティングにまとめて書くやり方でやってみましょう!(本来はきちんと分けた方が機能分離出来て分担しやすいはずです)

MainSiteのGlobal.asaxのルート登録を以下のように書き換えます。

    public static void RegisterRoutes(RouteCollection routes)
    {
      routes.IgnoreRoute("{resource}.axd/{*pathInfo}");

      routes.MapAreaRoute(
        "AreasSub1",
        "Sub1Default",
        "s1/{controller}/{action}/{id}",
        new {controller = "Home", action = "Index", id = ""},
        new[] {"Sub1.Controllers"}
      );

      routes.MapAreaRoute(
        "AreasSub2",
        "Sub2Default",
        "s2/{controller}/{action}/{id}",
        new { controller = "Home", action = "Index", id = "" },
        new[] { "Sub2.Controllers" }
      );

      routes.MapAreaRoute(
        "MainSite",
        "Default",
        "{controller}/{action}/{id}",
        new { controller = "Home", action = "Index", id = "" },
        new[] { "MainSite.Controllers" }
      );

      //routes.MapRoute(
      //    "Default",                                              // Route name
      //    "{controller}/{action}/{id}",                           // URL with parameters
      //    new { controller = "Home", action = "Index", id = "" }  // Parameter defaults
      //);

    }

デフォルトで登録されてるMapRouteがコメントアウトになって、MapAreaRouteで登録し直してるのには理由がありまして、Areas内のHome/Indexを表示したりしてるときに、MainSiteへのリンクをActionLinkで出力する際にエリア名を指定しておく必要があるんですね。その時、デフォルトの登録だとエリア名がないので、ちゃんとリンクを出力できなくなります。気をつけて!

MainSiteのHome/IndexにSub1とSub2へのリンクを書きます。

<%@ Page Language="C#" MasterPageFile="~/Views/Shared/Site.Master" Inherits="System.Web.Mvc.ViewPage" %>

<asp:Content ID="indexTitle" ContentPlaceHolderID="TitleContent" runat="server">
    Home Page
</asp:Content>

<asp:Content ID="indexContent" ContentPlaceHolderID="MainContent" runat="server">

  <% = Html.ActionLink("MainSite Home","Index","Home") %><br />
  <% = Html.ActionLink("Sub1 Home", "Index", "Home", new { area = "AreasSub1" }, null)%><br />
  <% = Html.ActionLink("Sub2 Home", "Index", "Home", new { area = "AreasSub2" }, null)%><br />

</asp:Content>

これで一度動かしてみます。

area4

ぬほ!ちゃんと動く。リンクをクリックしてもエラーでない。でも、まだ、Sub1/Sub2用のIndex Viewを作成してないのですべてのリンクで全く同じViewが出てきます。とりあえず、この状態でレンダリングされるHTMLは↓こんな感じで予想通り。

  <a href="/">MainSite Home</a><br />
  <a href="/s1">Sub1 Home</a><br />
  <a href="/s2">Sub2 Home</a><br />

そりゃそうっすね。特になんの説明もなくここまで進みましたが、少し捕捉。MapAreaRouteの台1引数のエリア名とActionLinkなんかで指定するRouteValueDictionaryのarea指定が一致しないとちゃんと解決出来ないので気をつけましょう。そこだけです。上記の例で言えばAreasSub1/AreasSub2がそれぞれエリア名に当たるんで、同じものをActionLinkのareaに指定しなきゃダメです。あと、まだPreviewだからだと思いますが、今のところHtmlAttributeの指定がなくてもActionLinkの引数にはnull指定で全部していするようにしないと、これまたリンクが出力されません。overload実装が部分的。

続いて、Sub1/Sub2用のViewを定義します。これがデスね、勘でやってると気がつかない(Sub1/Sub2のプロジェクトにおきたくなるよね?)んですが、MainSiteに置いておく必要があります。いや、必須じゃないけどWebFormViewEngineを書き換えれば他のプロジェクトに置いておいてもいいけど、デフォルトはメインのプロジェクトのViewsフォルダを探すようになってるので、その辺気をつけましょう。

なので、MainSite/Views/Areas/AreasSub1/Home、MainSite/Views/Areas/AreasSub2/HomeにそれぞれのIndex.aspxをおきます。ここでもAreasSub1/AreasSub2とルーティングで指定したエリア名を使う事になってます。

area5

↑こんな感じで。それぞれのIndexが区別出来るように、AreasSub1の内容は

<asp:Content ID="Content2" ContentPlaceHolderID="MainContent" runat="server">

    <h2>AreasSub1のHome/Index</h2>

</asp:Content>

AreasSub2の内容は

<asp:Content ID="Content2" ContentPlaceHolderID="MainContent" runat="server">

    <h2>AreasSub2のHome/Index</h2>

</asp:Content>

と、しておきます。ドキュメントには以下のようなサンプルが載ってるので、これで試して見るとルーティングのデータが見れるので分かりやすいかも。

<div id="main">
    <asp:ContentPlaceHolder ID="MainContent" runat="server" />
        <p>
            Controller: <%= ViewContext.RouteData.Values["controller"] %><br />
            Action: <%= ViewContext.RouteData.Values["action"] %><br />
            Area: <%= ViewContext.RouteData.DataTokens["area"] %>
        </p>
    <div id="footer">
    </div>
</div>

areaの情報(どこのnamespaceを参照するのか)が、DataTokensに入ってControllerの解決時に参照されるのが分かりますね。ソースをテケテケ追いかけてみるとですね、MapAreaRouteがMapRouteを呼び出した後に、Defaults/Constraints/DataTokensそれぞれにareaを設定してる。内部ではこれまで通り"Namespaces"で参照するようになってるので、DefaultControllerFactoryでControllerTypeを取得する部分のコードには変化無しです。

area7 area6

実際には、これだけだと、Home/Aboutそれぞれの参照先がs1/s2のArea内に入ってしまって、MainSiteを参照しなくなってしまうので、そこら辺のActionLinkにもすべてareaを指定するように変更する必要があります(デフォルトのMapRouteを消した理由はココに絡んできます)。

ちなみに、Philさんのエントリで「Single Project Areas With ASP.NET MVC 2 Preview 1」というのがありまして、同じプロジェクト内でのAreaの作り方を説明してくれてます。こっちのほうがViewsも分離(WebFormViewEngineのパスを変更)出来るし、最初からこの方がいいんじゃないかと思わずにはいられないところです。

とにかくMVCはV2になっても目が離せないですね。

最後に気になる問題がASP.NET Forumsにあがってたので紹介。

MVC2 InvalidOperationException - ASP.NET Forums

ViewへViewDataを型付きで指定して渡すとき、インターフェースを指定して渡す事も出来るんですが、その時に渡されたインスタンスを使ってEditorForで出力しようとすると型が分からないといってInvalidOperationExceptionが発生するという話。解決策としてはダサイけどEditorForに"Object"と固定でテンプレート名を渡すことで、デフォルトテンプレートを参照してくれるようになるんだそうです。リリースノートのKnown Issuesにちゃんと書かれてるけど、解決方法は書かれてないよね。

追記です。今回みたいに複数のMVCプロジェクトをソリューションに追加して実行した場合、アプリケーションのインスタンスがプロジェクト毎に起動して(今回なら3つ)無駄使い感が漂います。なので、以下のようにデバッグ時に起動しないようするとエコなんじゃないかなと思うところです。

area8

2009年8月4日火曜日

LIFE

歌ネットはいつからログインしなくても良くなったんだろう。

キマグレン LIFE [無料]歌詞検索の歌ネット

今朝、この歌の歌詞を口ずさまずにはいられなかったのは、昨日のめざましライブがキマグレンだったからなわけじゃない。

IMG_2501

泣きたくて、笑いたくて...。

いや、まじ、もうメガネかけたまま寝るのはやめようよ。学習しようよ。

話変わって、土曜日、恒例の港南区子供会主催(港南区関係無いのに呼ばれるのはナゼなんだ...)のアイススケートイベントのお手伝い。朝8時から3コマ使って15:30まで氷に乗りっぱなしでした。子供達相手に一緒にスケート滑ったり教えたりするんだけど、ずっと中腰で疲れたっす。でも、ちょこっとホッケーして見せたりして楽しかったよ!

IMG_2495

朝一はすっからかん。

IMG_2497

ちょこっとホッケー体験コーナーもあり。

IMG_2498

全3枠で756人だって。多いよ...。次回は来年2月6日だそうで。もうリンクの予約は入れてるからスケジュール空けといてだってさ。がんばる...。

2009年8月2日日曜日

MVC V2のチラ見

やっと、ため込んだFeedの処理に追いついて、ビデオの確認ができた。

Hanselminutes on 9 - ASP.NET MVC 2 Preview 1 with Phil Haack and Virtual Scott | Scott Hanselman | Channel 9

内容も15分と短いので、是非。

ってことで、このビデオ見つつ少しだけv2のソースも少しだけ確認。Editor/EditorFor(EditorTemplateフォルダ)、Display/DisplayFor(DisplayTemplateフォルダ)がそれぞれあって、なおかつLabelForがFuturesから標準に入ってきてる。ここでTextBoxForを作ろうとして、これは拡張性に問題がありそうだと気がついて、Dynamic Dataで使われてるTemplateベースのレンダリングを参考に拡張方法を変えたのかな。前のFuturesには入ってたモンね、 TextBoxFor。

なので、TemplateHelperがかなり重要なポジションをしめる気がする。さらにModelBinderの時と同じようにDefaultDisplayTemplate/DefaultEditorTemplateを用意して、ある程度は自動テンプレート出力をしてくれる模様。すばらしい。

v2 のリリースノートをチラ見した時には「えぇ~、そっちかよ~!」と思ったけど、中身を見ると素敵かも。ITemplateでのテンプレート処理じゃなくてあくまで、HTMLをベースにascxでのテンプレート処理にこだわることで、ViewStateを取り込まないし、クリーンHTMLをはき出せるしで、 MVCらしさをそのまま引き継いだ上での拡張っす!System.Web.UI.WebControls.DataBoundControlModeがInitializeDataCellDataControlRowStateを使わなくて良くしてくれてるんでしょう。

Scott Hanselman's Computer Zen - Hanselminutes on 9 - ASP.NET MVC 2 Preview 1 Released

↑ここにも書かれてる通り、Preview1ではそれほど大量の機能追加はなくて、Preview2が本気リリースっぽい。なので、V2に関しても順を追って追いかけて行くことで、一度に沢山の機能を調べなくて済む感じです。

DataAnnotationsの取り込みがどの程度のものなのか。その片鱗をこのビデオで垣間見れた気がします。Dynamic Dataと同じくらい取り込もうとしてますね。DataType、DisypayNameにUIHint、それらもしっかりとUIの出力(TemplateHelperとDefaultEditorTemplate)に反映されてる。前まではDataAnnotaionModelBinderを使って、システムに対して入力方向での連携で入力値検証でしか利用してなかったのが、V2からは出力方向にもしっかり活用。なので、Templateベースの出力になってるのもうなずける。

大枠はいつものごとく、ガスリーさんところで書かれてるから、そこで確認。

ASP.NET MVC V2 Preview 1 Released - ScottGu's Blog

まだちゃんと見てないけどね!

すでにフィルさんところでAreaに関する投稿(Single Project Areas With ASP.NET MVC 2 Preview 1)もあるし、Maartenさんとこ(ASP.NET MVC 2 Preview 1 released!)にも簡単な説明が出てるので、これから少しずつ見ていこうと思います。

つか、この週末でちゃんと調べる予定だったのに、全然観れなくてちょっと残念...。

T4MVC再び

世界中でMVC v2祭りな雰囲気の中、少し前にリリースのあったT4MVC 2.4.0.1について。早くMVC祭りに参加したいところだけど、そこは焦らずに少しずつ...。

Angle Bracket Percent : T4MVC 2.4 updates: settings file, sub view folders, ActionName support and more

前回のT4MVCの投稿でActionNameをサポートするようttファイルの書き換えを行ったけど、新しいバージョンではしっかりとその辺も含めた改良が施されてます。なので、もうActionNameで名前を変えたものを指定したいからと、たけはらエディションを使う必要は全く無くなりました。

どうやってActionName属性を取り出すのかなと確認したところ、メソッドのCodeAttribute2を取り出してActionNameAttributeが付いてるかを見てました。ActionMethodInfoが変更かかってるのも合わせて、やり方はだいたい同じですね。間違ってなくてホッとした。変更前のAction名が選択肢に出てくるあたりの仕様も同じだし。

HomeControllerに以下のIndexPostを追加してみる。

    public virtual ActionResult Index()
    {
      ViewData["Message"] = "Welcome to ASP.NET MVC!";

      return View();
    }

    [AcceptVerbs(HttpVerbs.Post)]
    [ActionName("Index")]
    public virtual ActionResult IndexPost(string value)
    {
      ViewData["Message"] = "Welcome to ASP.NET MVC!";

      return View();
    }

このIndexPostを参照するようにIndex.aspxにFORMを書いてみる。

    <% using (Html.BeginForm(MVC.Home.Actions.IndexPost, MVC.Home.Name))
       { %>
       
       <input type="submit" value="送信" />
       
    <% } %>

結果、出力されるHTMLは↓。

    <form action="/" method="post">
       
       <input type="submit" value="送信" />
       
    </form>

それから、既定ではMVCがクラス名だったり、ViewsフォルダやControllersが固定だったけど、今回からT4MVC.settings.t4というファイルで変更出来るようになってます。なので、MVC.Home.~じゃ無くてMy.Home.~とかに変更も可能。サブディレクトリを再帰(なんちゃらRecursive関数達)で潜っていくようになってるので、より実用的に。

Actionの引数をなくしたoverloadを定義してるみたで、上記BeginFormの書き方を以下のように変えてもOKらしい。

    <% using (Html.BeginForm(MVC.Home.IndexPost()))
       { %>
       
       <input type="submit" value="送信" />
       
    <% } %>

だけど、これで出力されるURLがなんかキモイ。

    <form action="/?RouteValues=System.Web.Routing.RouteValueDictionary" method="post">
       
       <input type="submit" value="送信" />
       
    </form>

変なの。と、思って出力されたコードを確認してみたけど、今回のような使い方の場合、上記のようにBegineFormを使うと、標準のHtmlHelper.BeginFormが呼ばれるから変なURLになる。正しくは↓こう。

    <% using (Html.BeginForm(MVC.Home.IndexPost(), FormMethod.Post))
       { %>
       
       <input type="submit" value="送信" />
       
    <% } %>

ちゃんと、FormMethodを指定しましょう。じゃないと、T4MVCで定義してるBeginFormのoverloadに入ってこないもん。こうすれば、ちゃんとURLが出てくるようになりました。にゃろめ。ちなみにルーティング登録時(MapRoute)でもマジックストリングを使わずに登録できるようになってるT4MVC。

最高です。

2009年7月26日日曜日

楽しみ

昨日、今期MHLのプレーオフ初戦でした。見事初戦敗退...。なんか、切ないけど、まぁ、しょうがないか。練習も出来てないし。個人的にそうは思ってても、チームメイトはどう思ってるのかな~。

そんなこんなで、アッサリと夏も終わり(球児じゃないけど)、後はのんびりとホッケーして次期シーズンに備えるだけなわけですが、なにやら次期はエントリーチーム数が多すぎるみたいで抽選らしい。抽選に落ちたら全く試合に出れなくなっちゃうね~。どうなることやら。今更他のチームで出たいとも思わないしな~。抽選落ちしないことを祈るのみ。な~む~。

試合が午前中で終了したから、午後戸塚に一汗かきに移動。スズキ君も来て久しぶりにシャキッとしたホッケーもできて面白かったよ。でも、あれだよね、マッチョな感じが楽しい時間をダメにするっていうのもあるよね。ピックアップっていうと、その時にいる人それぞれ全然違うポイントを楽しいと感じるわけで。上達することだけを目的にするのもいいし、単純にそこにいるメンツでホッケーするのが楽しいからっていう理由だけでプレーする自分みたいな人もいるし。サヨちゃんとの対戦だけを楽しんだりするのも楽しみ方だと思うわけですよ。マッチョもいいと思うけど、それをみんなの共通の目標とか楽しみだっていう価値観はとても狭い世界でしか物を見れなくなりかねないぜ?

なんてね。

2009年7月18日土曜日

あちゃ~!おちゃ~!

いや~、2週間沈黙だったっす。なんか先週もちゃんとエントリ書いたんだけど、書いた後に恐ろしい勘違いエントリだと気がついて即削除。読まれたらちょっと恥ずかしい内容だったんで、修正とかじゃなく削除しちゃいました。ルーティングとURL引数(QueryString)を超勘違いしてた。とりあえずURL引数に禁止文字を使いたい場合は[FIX] .NET Framework 1.1 で "HTTP 400 - 正しくない要求" エラー メッセージが表示されるで無理矢理できるってことで(Routingには関係無い話でした)。

こないだ大事件が起きて。やっぱりキーボード(パソコンの)はこだわりの逸品を使いたいじゃないですか。普段からノートPC使ってるとデスクトップのキーの深さに疲れちゃうから、お気に入りは薄いキーボードなんですよね。押すのも楽だし。ぬたーん、とした感じがいいじゃないですか。

なもんで、使ってるのは電源メーカーで有名なENERMAXのアルミ削りだしキーボード(KB007U-B/KB007U-S)なのね。ひんやり感がたまらない。ThinkPadのパームレストが熱いのとは雲泥の差。

kb007ub-b06

「今週会社がつぶれます」のエントリは書いてないけど、そんな感じで新しい会社に移ったて、そこでももちろんこのお気に入りキーボードを使うデスよ。マウスもお気に入り使うデスよ。べーさんなんかごつい体型なのにキーボードは弁当箱か!ってくらい小さいデスよ。

いつものように解決方法が思いつかない~と、もんどり打ってたらコップを倒した...。これがまた奇跡のような倒れしてキーボードの上にこてーんと。なぜ、キーボードに向かって倒れたんだ...。もちろんコップの中身が全部キーボードに注ぎ込まれるじゃないですか。泣ける。もう帰ろうかと思ったけど、まだ14時...、みたいな。こぼしたのはお茶だったから慌てて拭いてキーボードを外に干した。とりあえず、乾いたところでつなげてみたらなんとなく普通に使えてホッとしたけど。あれだよね、コップは気をつけないとね!そういえば、前にもコーヒーをこぼした気がする...。コーヒーとお茶にまみれてもがんばって動くキーボードにはこれからも耐え続けてもらいたい。

ちなみにドラクエも全然進まない。この連休は旅にでるぞ~!

2009年7月4日土曜日

男らしさってなんですか?

前回のエントリーに引き続きT4MVCです。

前回判明したのが、ActionName属性を指定したアクションはオリジナルのアクション名でしかMVCクラスに展開されないというもの。で、改善リリースを待つか、自分でttファイルをいじるのか、どっちが男らしいかというところで、とりあえず逃げの一手を打ったんでしたね。

このままじゃべーさんにどやされる。週明けに「この腰抜けが!」なんて言われた日には、枕を涙でぬらす日々。涙じゃない、悲しみのシミだよ、なんて言ったところで「誠意ってなにかね? by 文太」とたたみかけられる。

まぁ、いいや。

早速、面白そうなものを見つけたんだから、T4追いかけてみるかと、VSでソースを開くと真っ白背景に白の文字。あ、コードハイライト効かないんだった。

そんなときには"Clarius Visual T4"。Professionalエディションを$99.99払ってまでは使い込まないだろうから、Communityエディションで。無料だし。Code Generatorエディション出たら買ってもいいかもね。いや、買わないか。で、インストールして早速T4MVC.ttファイルを開いてみると...。

t4mvc1

ぽかーんデス。なんじゃこれ。テーマ設定してるとグチャグチャっすね。

Clarius Forums • View topic - t4Editor and custom fonts and colors

フォーラム見てみたら、白バックのデフォルトテーマに戻せと書いてるけど、日本語版のVSだからか、「ツール>オプション>環境>フォントおよび色>テキストエディタ・表示項目」にそんな選択肢がそもそも出てこなかったり。ガッカリだな。無料だし、それもやむなし。そういえば、CommunityエディションだとIntelliSenceも使えないんだった。インストールする意味がまるでなかった。

で、結局↓こんな素っ気ない画面で。

t4mvc2

そろそろ、中身を確認せねば。T4の使い方は前にどこかで読んだことがあったから、細かい仕様的なのは無視。とにかく、<# #>で囲まれてる部分がテンプレート処理部。で、テンプレート内で参照出来る変数を下の方で宣言してて、その辺にいろいろコードがあるはずなので、そこら辺中心にチェックで。

一応ASP.NET MVCに関する投稿デス。

たぶんアセンブリ内をリフレクションでグルグル処理してるんだろーなと、たかをくくってたらこれが全然違うのね。ビックリした。CodeFunction2って誰ちゃん?CodeElementインターフェースってどこからはえてきたの?みたいな。どうやらVisual Studioオートメーションってことらしい。クラスの定義をpartialにしたり、関数定義をvirtualにしたり、ソースをいじるのにそうしとかないと面倒なことになるからなんだろうね。そんな物の存在を全然知らなくてたまげたけど、使う部分はちょびっとだけなんだから気にせず読み進める。

Controllers変数の中にControllerInfoのコレクションが入ってて、ControllerInfo.ActionMethodsの中にActionMethodInfoのコレクションが入ってるんだって。それらコレクション達を見ながらコード部を生成させる仕組み。今回はActionNameAttributeが宣言されてれば、アクション名をそっちに切り替えるってことをしたいので、ActionMethodInfoあたりを中心にチェック。ふと思ったけど、オリジナルのアクション名が消えるとちょっと分かりにくいかも?オリジナル+ActionName指定の両方を展開しといたほうが、優しさチラリな気がしたので、そういう事にします。

CodeFunctionのNameを書き換えるのは無理なんだろうから、ActionNameが指定されてるならそっちの名前を返すように内部のクラスを書き換える。

// Data structure to collect data about a method
class FunctionInfo: BaseFunctionInfo {
public string _actionName = null; public FunctionInfo(CodeFunction2 method) : base(method) { } public FunctionInfo(CodeFunction2 method, string actionName) : base(method) { _actionName = actionName; } public string Name { get { return _actionName ?? _method.Name; } } public string ReturnType { get { return _method.Type.CodeType.Name; } } public bool IsPublic { get { return _method.Access == vsCMAccess.vsCMAccessPublic; } } }

太字の部分が追加したコードです。さらに、このクラスを派生させてる部分も同じように変える。

// Data structure to collect data about an action method
class ActionMethodInfo: FunctionInfo {
    private bool _isOverride = true;
	
    public ActionMethodInfo(CodeFunction2 method, ControllerInfo controller): base(method) {
        Controller = controller;
    }

    public ActionMethodInfo(CodeFunction2 method, ControllerInfo controller, string actionName): base(method,actionName) {
        Controller = controller;
        _isOverride = false;
    }
    
    public bool IsOverride {get {return _isOverride;} }
    public ControllerInfo Controller { get; private set; }

    public string GeneratedName {
        get {
            // If the action name would cause a class/method conflict, append an underscore to it
            if (Controller.Name == Name)
                return Name + "_";
            return Name;
        }
    }
}

これも太字。IsOverrideって言うのが追加されてるのは、Controllerの書き換えをされる時に、アクション関数はすべてvirtualになって、そのControllerを内部で派生させて、すべてのアクションをoverrideしてるから。でも、今回追加するActionNameで指定したアクション関数はそもそもそんな名前でControllerには存在しないから、派生クラスでしか不要だし、overrideするものじゃ無いじゃないですか。なので、ここでそのフラグを保持しておいて、テンプレート処理部でこれを見て、overrideを付加するかどうか判定させるって感じです。

続いて、ActionMethodsコレクションを構築しているProcessControllerActionMethodsを書き換える。

void ProcessControllerActionMethods(ControllerInfo controllerInfo, CodeClass2 type) {
    foreach (CodeFunction2 method in GetMethods(type)) {
        ~ 長いのでココはカット ~
        // Collect misc info about the action method and add it to the collection
        controllerInfo.ActionMethods.Add(new ActionMethodInfo(method, controllerInfo));

        // ActionNameAttributeを見てそっちも追加する。
        // オリジナルが不要なら↑のAddを削除。
        foreach(CodeAttribute2 attr in method.Attributes)
        {
          if(attr.Name == "ActionName")
          {
            foreach(CodeAttributeArgument arg in attr.Arguments)
            {
              var actionName = arg.Value.Replace("\"","");
              controllerInfo.ActionMethods.Add(new ActionMethodInfo(method, controllerInfo, actionName));
            }
          }
        }
    }
}

太字部です。なんか、リフレクションじゃないから属性とか属性パラメータの取り方がちょっと特殊。MSDN最高。基本すべてソースコードを解析した結果構築されるオブジェクト達だから中身は単なる文字列。arg.Valueで取り出したActionNameに指定してるName値がソース上で定義されてるのと同じようにダブルクォーテーション付きになってるので、そこを削除。

最後にテンプレート部で処理してる部分を書き換え。

public static class MVC {
<#  foreach (var controller in Controllers) { #>
    public static <#= controller.DerivedClassName #> <#= controller.Name #> = new <#= controller.DerivedClassName #>();
<#  } #>
}

まずはMVCクラスの部分でオリジナルControllerクラスを入れ物にしてたから、テンプレートで生成した派生クラスになるように変更。こうしないとActionName名のアクション関数が無いから困るんです。

namespace <#= T4MVCNamespace #> {
<#  foreach (var controller in Controllers.Where(c => !c.SharedViewFolder)) { #>
    [CompilerGenerated]
    public class <#= controller.DerivedClassName #>: <#= controller.FullClassName #> {
        public <#= controller.DerivedClassName #>() : base(_Dummy.Instance) { }

<#      foreach (var method in controller.ActionMethods) { 
        var overrideKeyword = method.IsOverride ? "override " : "";
#>
        public <#= overrideKeyword #><#= method.ReturnType #> <#= method.Name #>(<# method.WriteFormalParameters(true); #>) {
            var callInfo = new T4MVC_<#= method.ReturnType #>("<#= controller.Name #>", "<#= method.Name #>");
<#          if (method.Parameters.Count > 0) { #>
<#              foreach (var p in method.Parameters) { #>
            callInfo.RouteValues.Add("<#= p.Name #>", <#= p.Name #>);
<#              } #>
<#          }#>
            return callInfo;
        }

<#      } #>
    }
<#  } #>

    [CompilerGenerated]
    public class _Dummy {
        private _Dummy() { }
        public static _Dummy Instance = new _Dummy();
    }
}

上記太字の部分で最後です。無駄にソースを引用してるんで、長いですけど、実質10行ほどじゃないっすかね。思ったより、変更箇所も少なくて助かりました。Visual Studioオートメーション&T4の組み合わせ恐るべし。

そうすると、前回の投稿ではIntelliSenceに出てこなかったActionName指定の部分も出てくるようになりました。

t4mvc4

やったね!

これまた興味ある方はダウンロードどうぞ(T4MVC-T.ttに名前変えてます)。

dotnetConf2015 Japan

https://github.com/takepara/MvcVpl ↑こちらにいろいろ置いときました。 参加してくださった方々の温かい対応に感謝感謝です。